チューリップ(仮)

ガラにもなくこんなことをはじめてる

怖い絵展に行ってきた

今週のお題「芸術の秋」

「怖い絵」展 | オフィシャルホームページ 見どころやチケット情報など 2017年 兵庫県立美術館・上野の森美術館にて開催

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11/12 15:00頃に行って、100分待ちだった。結構寒かった。チケットは並ばずに買えた。コンビニなどで買える前売り券は当日券よりも200円安かったけど、デザインがコンビニ仕様のかわいくないやつだったから、もしチケット売り場が並んでたとしても私はかわいい当日券の方を買ってたと思う。

並んでる間、同居人と友だちや恋愛の話をした。あとその辺に生えている中で一番登りやすそうな木はどれかみたいな話もした。並ぶ前に何かあたたかいものと小腹を満たすものを買っておけば良かったと思った。友だちや恋愛や登りやすそうな木の話をしていたから待つのはそんなに苦ではなかった。

17:00前、中に入れた。中も人がいっぱいだった。あと1時間で閉館だったから本当は吉田羊さんの音声解説も借りたかったけどやめた。効率よく回るためにまず最後までさらっと見て気になるものをチェックしておき、そのあとまた最初に戻ってチェックしたものをみていく作戦にした。まるで試験の攻略だと思った。

一言でいうとよかった。でもなんか期待していたよりは楽しめなかったというか、思ったよりはドキドキしなかった。全てこちらの落ち度だが、私にとっては人が多すぎたのと、作品を楽しめるほどの知識がなかったのと、お腹が減っていたのがよくなかったのだと思う。あと私的にはもっと中野京子さんの知識と感性をフルに発揮して、プロにしかできない変態的な趣味を丸出しにしてほしかった。
そういう意味でいうと少し前に行ったゴッホ展や現代アート展の方が変態的で私は好きだったかもしれない。それとももう少しちゃんと勉強して、腹ごしらえをしたあと、音声解説を借りて、平日にいけば変わるのかな。変態さを感じとる技量が私になかっただけなのかも。

 

以下、個人的にぐっときたやつのメモ。

 

発見された溺死者

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中野京子’s eyeの最後に書かれていた「若くて綺麗でなければならない」にふせんをつけたくなった。苦しんで自殺した女性たちは、死んでもなお弄ばれたのか。

 

ハイエナと争う鷲と禿鷹

芸術にあまり興味がない同居人が一番長くみていた。同居人は生き物がすきで地球ドラマチックとかダーウィンがきたとかを欠かさずみているくらいだから、私にはわからない何かを感じたのかなと思うと、この絵にも特別な愛着が湧いた。

 

ソロモンの判決

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そっか、そうよなぁ、って。

 

フォルモススの裁判

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キリスト教的に、墓を掘り起こしたり死体にアレコレするのはめちゃくちゃタブーで気持ち悪いことだと聞いたことがある。それを念頭においてみると、これはよっぽどクレイジーなことしてんなってことがわかっておーと思った。

 

そして妖精たちは服を持って逃げた

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一番いいと思った。純粋に絵がきれいだった。ファンタジーなテーマも私好みだったし、よくみると変な顔の妖精が1匹いたのもおもしろかった。 

 

レディ・ジェーン・グレイの処刑

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さすがだった。やっぱりってかんじの貫禄。遠くからでもあの人に視線がぐっともっていかれた。あの人のドレスの質感がきれいだった。 

 

お土産に妖精のやつとレディジェーングレイと、切り裂きジャックのポストカードを買って帰った。