チューリップ(仮)

ガラにもなくこんなことをはじめてる

このまま終わればいいな

次会ったら他人みたいな顔と声で「お疲れさまです」っていうの。

サボテンボーイ

あなたってサボテンみたいね。緑色が好きだって話をしてくれたとき、私そんなことを考えていたの。 だってあなた砂漠みたいに何にもない部屋で、ぽつんと一人で生きている。トゲもある。トゲなんて、ゆっくり触れればちっとも痛くないけどね。 自分には何も…

深夜徘徊してみた

めずらしく眠れなくて映画をみたり絵を描いたりしていたら、ふとこのまま深夜徘徊してみるのはどうかというアイデアが浮かんだ。それは軽い思いつきだったけど、有意義な眠れない夜を過ごせるとてもいいアイデアな気がした。 目的地は近くの川だ。近くにいい…

エズラ・ミラーがかっこいい

このとき「ウォールフラワー」の登場人物であるパトリックがかっこいいという話をしたが、あれから私は彼に夢中だ。パトリックを演じているのはエズラ・ミラーというアメリカの俳優で、今ならCD映画のフラッシュ役として結構話題になっているかと思う。彼が…

最近よく思い出すこと

母に怒られたときのことだ。 母にはよく叱られた。 母は声が大きく私たち兄弟を叱る時もそれはもうすごい声量だった。家の中はおろか家の裏の小道をはさんだ向かい側にあるしょうこちゃんの家の近くまでよくきこえた。 母はまだ幼い私たち兄弟を叱るとき、忍…

これで終わり

ってググったらこの曲がでてきた。 友だちを失って、ヤケになって、弱いくせにのんで、ウォールフラワーをみて、泣いて、ズキズキしてぼーっとした頭でググった。あまりにもぴたっときたからか、きいたら頭が余計ズキズキした。関連動画に「死にたくなるとき…

怖い絵展に行ってきた

今週のお題「芸術の秋」 「怖い絵」展 | オフィシャルホームページ 見どころやチケット情報など 2017年 兵庫県立美術館・上野の森美術館にて開催 11/12 15:00頃に行って、100分待ちだった。結構寒かった。チケットは並ばずに買えた。コンビニなどで買える前…

ハートビート

ハートビートとは、心臓の鼓動、拍動、心拍という意味の英単語で、ITの分野では、通信ネットワーク上で機器が外部に一定間隔で発する、自らが正常に動作していることを知らせる信号やデータを指すことが多い。 ハートビートとは - IT用語辞典 このような単語…

檸檬

この前少しだけ檸檬のことを書いた。 そのとき私はなんのためらいもなく「私」のことを彼と呼んだが、もう一度確かめてみて、それはやっぱり間違いではないと思った。 梶井基次郎 檸檬 そもそも私には、女が友達の家を転々としながらその日暮らしをしたり、…

死にたくない

ふと思った。体はいたって健康だしこれから死ぬ予定もない。ただ、今とても美味しいシフォンケーキを食べていて、お店の奥の方で店員さんたちがたわいもない話をしていて、それをなんとはなしに聞いていたら、当たり前だけど店員さんひとりひとりにも人生が…

LAWSONのスープとかの容器(檸檬)

これは文明だ。文明の利器だ。あつあつにチンしても熱くならないのだ。 あまりに熱くならないもんだから、はじめはチンが足りないか電子レンジが壊れたのかと思った。それくらい温まらなかった。まさか容器に仕掛けがあるとはつゆほどにも思わず、示されてい…

ねごと

同居人はよく寝言をいう。おもしろいので、現場に立ち会えたときは必ずメモったり録音したりしている。調子のいいときはもう一回いってと頼むと同じように繰り返してくれたりもする。 家から持ってきたの? おしっこしたい ツチノコみつけた とけいはたかい…

口にした途端どうでもよくなる現象

急に考えが変わった。 そんなにこだわることではなかった。 こんなものは、もとからどこにでも投げ売りされている安いレプリカのガラクタだったじゃないか。それがかけがえのない宝物だったのではなかったか。今までだって、同じ空気を吸えなくたって、空気…

タバコ

村上春樹の本に出てくる「僕」みたいな友だちがいた。留学中に出会った日本人だった。留学先はおとなりの国中国だったから、日本人の留学生もそれなりにいて、そのうちのひとりがこの友だちだった。 眠りたくない夜なんかは連絡して、ルームメイトを起こさな…

神様のボート

同居人が隣ですやすや寝息をたてている。頬の産毛が月明かりにうっすら浮かんでみえる。手を触れると嫌がるので、こういうときはいつもただそっと眺めている。 私は彼の骨格、特に額から鼻、頬にかけての骨の感じがすきだ。顔に触れたときの皮膚の柔らかさと…

人工知能の女の子の夢をみた

私たちは女子高生だった。クラスには人工知能のクラスメイトがいた。顔も性格もあの子に似ていた。可愛くて、茶目っ気があって、わがままだけど、人の嫌がることはしないような子だった。名前はマイコと呼ばれていたような気がする。 クラスのみんなには何か…

勉強の時はとりあえず耳をつかう

昔からそうだった。教科書を読むより先生の説明をきく、ノートを読み返すときは音読する、問題を解くときは考えていることも全部声に出すなど、私は耳で学ぶのが一番効率がよかった。 ちょうど一年前、ある本をきっかけに、これがちゃんと根拠に基づいている…

Big Fish

故善人者、不善人之師。不善人者、善人之資。 という老子の教えがある。旅行中にふらっと立ち寄った定食屋の壁に額に入れて飾ってあるのを見て知った。 日本語にすると「善人は不善人の師なり。不善人は善人の資なり。」という意味で、全文はもっと長い。へ…

雨は忘れ物をドラマチックにする

ついに雨がやんだので、私は自分の赤い傘をたたんだ。傘をたたみ終え雨上がりのライトグレーな雰囲気の中を無心で歩いていると、まるでこの赤い傘がこの世で最後の色彩だったかのように思えた。ポストの上に忘れられていた眼鏡も、映像と字幕が交互に流れる…

今朝見た夢を思い出せない

目覚めてすぐはどうってことない、書き留めるほどでもない夢だと思った。でも今、なんだか取り返しのつかないものを忘れてしまった気分だ。 友だちがいた。悪くない夢だった。同居人にはなぜか本当の内容とは違う話をちょっとだけした。 夜の東京の上り電車…

よだかの星

よく晴れた悲しい夜はいつもよだかを探してしまう。よだかはあのときどんな気持ちだったのだろう。寒くて血を流して上も下もわからなくなって、まがってしまったくちばしでわらったとき、何を考えていたのだろう。 宮沢賢治 よだかの星 よだかはみんなにいや…

話の話

「話」という漢字には、送り仮名をつけずに「話(はなし)」と読む場合と送り仮名をつけて「話(はな)し」と読む場合がある。例えば「話をしやすい」という文節の塊があったとして、このままであればああこれは送り仮名をつけずに読む場合の「話」だなとす…

チュウリップの幻術

宮沢賢治の文章がよすぎる。いちいちすき。いちばんすき。もしジーニーがいるなら宮沢賢治に会わせてってお願いするくらいすき。 世の中の人はもっと宮沢賢治を読んで評価してほしい。「銀河鉄道の夜」とか「雨ニモマケズ」だけじゃなくて「おきなぐさ」とか…

催眠術にかかってみたい

ということで昨日かかってみた。万が一催眠が解けなくてずっと右手がグーのままだと色々困るなと思い、同居人にみててもらうことに。 導入部分を真面目にみている 催眠をかけられている 握った拳が開かなくなっている 開かなくてどうしようもない 催眠が解け…

あじさい通り

今朝の新宿ゴールデン街は雨が降っていた。ハイヒールが捨てられていた。降っていた雨は風が吹くたびにフワフワと舞い、捨てられていたハイヒールは綺麗なピンクのスパンコールを纏っていた。 そのハイヒールははじめ血がついているようにみえたがすぐに気の…

やさしい訴え

私は学生の頃、良い方にも悪い方にも特別に目立つような子ではなかった。寝坊による遅刻はよくしたがダルイからみたいな理由でサボることは一度もなかったし、親や教師に手に負えない反抗心を抱いたこともないし、まぁ一度だけ日本史で赤点をとったことはあ…

ファジー

この前新しい言葉を知った。その名も「ファジー」。ファジー家電やらファジー機能やら、そんな言葉が昔少しだけ流行ったらしい。 fuzzyの意味 - 英和辞典 Weblio辞書 損な言葉だと思った。だってファとかジーとか、なんか響きがフワッとしていて全然ピンとこ…

同居人

お題「衣替え」 ちょうど昨日、同居人(というか恋人)が衣替えをしていた。衣替えというほど大掛かりなものではないがわざわざどんな作業か説明するほどのことでもないので、その説明はまた今度気が向いたらすることにする。 うちにはリビングの隣にクロー…

秋のことをただほめる

本当にいい季節だ。この秋に対する気持ちは物心ついた頃からずっとなので、なぜすきなのかもう自分でも説明ができない。 秋の気候がすき。秋の食べ物がすき。秋のファッションがすき。秋のことを歌っている歌がすき。秋には色気がなくて、それもまたいい。秋…

120円のホットココアを買うときのお作法

さっき120円のホットココアを買った。紙コップで飲み物を出してくれるちょっとリッチな感じの自動販売機が職場のビルの1階にあるのだ。そこでものすごくくだらないことが起こったので、書いてみようと思う。 草木も眠るうしみつどき。ビルの電気は全て消えて…